企業規模による格差

昨日のニュースにひっそりとあった記事。

給与総額、7カ月連続減少 毎月勤労調査
厚生労働省が31日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、すべての給与を合わせた現金給与総額(1人当たり平均)は前年同月比1.1%減の46万5174円で、7カ月連続で減少した。
同省雇用統計課は「6月に支給されたボーナスが、中小企業などで減少した影響を受けた」と分析している。
ボーナスなど特別に支払われた給与は2.3%減の19万4184円。基本給など所定内給与も0.1%減の25万1763円と減少。残業代など所定外給与は0.3%増の1万9227円だった。
常用労働者数は1.7%増の4444万8000人と、42カ月連続で増加。正社員など一般労働者は1.0%増の3296万1000人、パートタイム労働者は4.0%増の1148万6000人だった。(2007/07/31 10:55)
産経ニュース

少し前に、下記のような記事があった。これが、同じ国の同じ時期の話題なんだから、、、。

夏のボーナス4年連続最高 経団連集計
日本経団連が18日発表した大手企業のことし夏の賞与(ボーナス)交渉妥結結果(最終集計)によると、妥結額(加重平均)は昨年夏比3.01%増の91万286円と4年連続で過去最高を更新した。
製造業は3.14%増の約93万円、非製造業は1.38%増の約85万円。自動車が約106万円と2年連続で最高額を更新した。
同時に発表した今春闘の中小企業の賃上げ最終集計は、組合員1人当たりの定期昇給を含む妥結額(加重平均)が前年比1.64%増の4149円となり、景気回復による業績改善を映して、前年水準を上回った。(2007/07/18 19:16)
産経ニュース

好景気、好景気というけど、やっぱりそれは一握りの人(大手企業に勤めている人)で、勤労者全体としては前者に含まれるほうが多いのだから、景気の回復が空々しいのは当たり前では。