女の欲望が雑誌を厚くする?!

今週の「ダカーポ」の特集の1つに「2007年女の欲望- プリカワ女性誌の研究」というのがある。出だしはこうだ。

女性誌の重さは、いわば女性読者の有象無象の”欲望”の量。

なるほど!確かに女性誌は、なんの修行?ってくらい重い。とても気軽にバックに入れて持ち歩けるものではない。それは、欲望の重さだったのか?!
女性誌とはちょっと違うが、1300ページを軽く超えてもなお、ゼクシィが増殖しているのは女の欲望の塊イベントである「結婚」をテーマにしているから?

今回の調査では重さ1位(1659g)、ページ数1位(624ページ)、印刷証明部数*11位(715417部)、ファッションアイテム数1位(4306点)((いずれも2007年1月号で比較))の『Can Cam』の一人勝ち*2!『Can Cam』は、若い女子の欲望の権化だということがよーく分かった。

その他、雑誌による比較もあって、外からのパッと見では同じような雑誌でも、それぞれ微妙に立ち位置が違ってて案外面白い勢力図があるんだなと実感。

なお、今回の特集では2,30代の女性向け雑誌のみを扱っているが、過去にも「「雑誌の重さ」は読者の「欲望の重さ」」という過程のもとでの雑誌の検証を行っており、第2回めの大賞は『LEON』だったそうだ。「男よりも女の方が欲望が強い」というわけではなさそうなので、あしからず*3

ダカーポ 2007年 2/21号 [雑誌]

ダカーポ 2007年 2/21号 [雑誌]

CanCam(キャンキャン) 2017年 01 月号 [雑誌]

CanCam(キャンキャン) 2017年 01 月号 [雑誌]

*1:「2005年9月から06年8月の印刷証明部数から」だそうです。「印刷証明部数」って何?

*2:「コスメアイテム掲載数」「厚さ」「定価」など他誌に負けているものももちろんアリ。

*3:とはいえ、女性誌のほうが男性誌よりも厚くて重そうなのは多いんだけど・・・