就職は生まれ年の運?

今年に入ってから聞かれる新卒採用に関するニュースはどれもこれも明るいものばかり。それは景気の回復ということを考えればいいんだけど、ずっと「氷河期」「超氷河期」と呼ばれて、「就職できるだけでありがたい」みたいな空気しか知らないだけに、そんなこともあるのか、と。

来年卒業の1984年前後生まれ(大卒の場合)の人は、本当にラッキーかも。同年代の人数が少ないうえに、景気の回復や団塊世代の退職時期と重なって採用数がアップしているんだもんなぁ。生まれる年は自分では選べない。まさしく、「運」?

もちろん、力のある人は、どんあ状況下でも自分で道を切り開いていくんだろうけど、やっぱり絶対的な分母と分子の数の違いは、いかんともしがたい。この世代間不公平感をなくすには、新卒重視の採用を改め、中途採用市場をもっと活性化するしかないんじゃないかな(だんだんそういう流れにはなっているとは思うが、まだまだ)。

すでに「争奪戦激化」なんていわれて、人材の取り合いが行われているという報道も耳にするが、バブル時期に大量入社した人が「バブル組」と言われて疎まれている所もあると聞く。そうならないようにしてもらいたい。

http://www.asahi.com/job/news/TKY200603190294.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060321-00000074-mai-bus_all