雑誌における「ここだけ」需要

株の情報ほしさに雑誌のページを破って万引した京都市東山区の無職女性(74)に対し、京都簡裁が器物損壊罪で罰金二十万円の略式命令を出していたことが九日、分かった。
通常、万引に適用される窃盗罪では、軽微なケースでは不起訴処分になることが多い。ページを破った万引の手口が“裏目”に出た格好だ。
 府警七条署によると、女性は二月十八日、同市下京区の書店で、株式情報雑誌(千四百円)の中で、関心のある会社の情報が掲載された二枚(四ページ)を破って万引。同店では昨年十二月から、同様の被害が出ていたため店員が警戒しており、その場で取り押さえ、女性は器物損壊と窃盗の現行犯で逮捕された。女性は「そのページの情報だけ知りたかった」などと供述したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000035-san-soci

万引きの方が罪が軽いのかという問題はおいておいて、それだけ、「ここだけ」需要が強いってことかも。雑誌によっては、電子化して記事ごとにばら売りしている雑誌もないわけではないけど、一般的ではない(70代の人が使えるか疑問だし)。こういうニーズに本や雑誌の形態は応えるのは難しい。

でも、それほどどうしても読みたいなという記事があるなら、たとえそれが4ページだけであっても、やっぱり1冊買ってください。編集者からのお願いです。