ライブドアパブリッシングの行方

読売新聞に、「【コラム】ホリエモン本 宴終わって……」という記事があった。

最も大きな影響を受けたのは、ライブドア幻冬舎グループの合弁会社ライブドアパブリッシングだ。
書き手の確保が難しくなって2月以降の新刊刊行を見合わせ、堀江容疑者の著書などライブドア関連の既刊6冊は出荷をストップした。
同社は昨年2月、ブログの書籍化などを目的に設立。これまで38冊を刊行し、小規模ながら、ネット時代に対応した新時代の出版社として期待は大きかった。
1周年を前に事業拡張を予定していた親会社の幻冬舎経営企画部は、「書き手や読み手の心を戻すのは難しい。今後、ライブドア自体の責任が問われれば、提携の解消もありうる」と困惑を隠さない。

出てきたときは、ブログの書籍化だけで儲かる出版社ができるのかいなと半信半疑だったが、こういう形で中途半端に終わられると(いや、まだ終わっていないか)、もっとガンバレよなんて思ってしまう。それもやっぱり「ライブドア」という名前がもつ「なんか知らないけど、でかいことを狙っているんだ、あの会社は」というような、勝手な期待感みたいなものをもっていたからかも。

余談だが、「人の心はお金で買える」という発言が有名(?)になった『稼ぐが勝ち』は、文庫版もあわせて総部数は21万部(公称)だそうだ。これって、影響力の割りに数字は行ってないなぁと思ったんだが、いかがだろう。