したいからなのか、せざるを得ないのか

女性の労働力率がアップしているというニュース。
http://www.nikkei.co.jp/needs/analysis/06/a060125.html
この記事では、「景気の回復に伴って、これまで職探しをあきらめていた主婦層などが就業意欲を高め、労働市場へ参入していることが背景にありそうです。また、派遣社員やパートなど非正規雇用が広がり、短時間勤務など働きやすい雇用形態が増えたことも影響」していると分析している。M字カーブの底も浅くなり、「欧米に一歩近づいた」とも。
もちろんそういう側面もあるけど、辞めるに辞められない人や、働かざるを得ない人が増えたってこともないのかしら。みんながみんな働きたくて、労働力率がアップしたととらえるのは、短絡的過ぎなような気がする。人口減少時代にあって、労働力が増えるのは、国や自治体にとって大変ありがたいことだから、どっちでもいいのかもしれないけど。
最後に、労働力上昇と出生率の相関関係を持ち出して、少子化問題解消に結び付けている。この手の論調はよくみるけど、個人的には、これはちょっと別の問題では?と思っている。