∞の口

意味もなく泣くことは少なくなってきたとはいえ、まだまだ感情が先に立ち、何かあるとワッと泣き出すチビ。

突然泣き出されても何のことだか分からないので、そういうときは「どうしたの?」「泣かないで、お口で言ってね」「泣かない、泣かない」などと言う。たいがいは泣いちゃうと言葉にならないんだが(そもそも大して説明できる日本語力があるわけではない)、ときどきなんとか話が聞けて、原因がわかることも。といっても、「(予期せぬところに)虫がいた」とか「右のミカンが欲しかった」とか「ボールがソファの奥にころがってしまった」とかそんなものだが。

詰問しているつもりや、泣くのを禁止しているわけではないが、泣くたび何度も言われるので、「泣くのはよくないんだ」と思っているらしく(まぁ、だいだいそうなんだが)、最近はワッと泣き出した後で、「どうしたの?」と聞くと、必死に泣くのをガマンしようとする。そのときの口がまるで「∞」のようになって、これがまた、非常にかわいい。相手が泣きたいのを必死でガマンしようとしているところ悪いが、吹きだしてしまいそうになることも。

あんまり泣かれるのは参るが、この顔だけは大スキなんだなぁ。