『ケータイを持ったサル』 正高 信男
- 作者: 正高信男
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 新書
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現代の若者のコミュニケーションの仕方がサル化しているという話。言いたい事は分かるが、若干論理の飛躍がある気がする。タイトルの勝ちですね。
実は途中から拾い読みで、完読していないのだが、おぉと思った箇所が、
「自分たちは実に長期間にわたり、親のスネをかじってきた。単に経済面ではなく、心理面でも親子のきずなを頼りに生きてきた。そういう者たちにとって、自分たちが誰かに関する責任を全面的に引き受けるのは、とてつもない心の重荷となる。その重荷が、子どもを産むことをためらわせる最大の原因なのだと推測される」(p173-174)
確かに。少子化を考えるとき、「責任」ってキーワードだよなぁと最近感じている。