『男が知らない「おひとりさま」マーケット』 牛窪 恵、おひとりさま向上委員会

男が知らない「おひとりさま」マーケット―最強のリピーター&クチコミニスト

この本で定義されている「おひとりさま」に私は当てはまらない。

が、気持ちや欲求、行動はとってもワ・カ・ル?。1人ごはん、1人旅、1人カフェ、1人映画・・・大好き！その欲求不満の羨ましさから読んでたんだろうな。あぁ、あこがれの「おひとりさま」。

だから、「おひとりさま」が読んだら、たぶん、そうそうそう、とか、私だけじゃないよねーと思うに違いない（びっくりするほど多くの「おひとりさま」に取材し、生の声を拾って作られているので、それも当たり前か）。

ちなみに、「おひとりさま」とは、「パラサイト・シングル」や「負け犬」とは違う。もちろん、基本データだけ並べれば重なる部分も多いのだが（20代後半から30代の仕事をもった未婚女性）だが、「おひとりさま」とくくると、かっこよく自立してて、自分の欲求に素直に生きているオトナの女となる。自分を満たす手段を知っており、そのために使うところは使う（そのくらいの財力はある）。

私はマーケッターでもないので、そういう意味で「役に立つ」かどうかは分からないけど、「羨ましさ」と「情報」として楽しんだ（今度文中にあったカフェに行ってみたいな、面白そうだなとかね）。ビジネス書という立ち位置もあるだろうけど、「おひとりさま」向けに共感モデルで読まれるのもあるだろうな。

タイトルの「男が知らない」は要らないと思う。まったく「男」を気にかけてない人たちなんだからサ（「このゾーンの女の人の消費行動を知りたいマーケッター（男）」に届け！という意図かな）

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