『がんばる中高年実践就職塾』 小林貴子、東海左由留

がんばる中高年実践就職塾

がんばる中高年実践就職塾

ちょっと前に話題になっていた本。タイトルどおり中高年対象の再就職支援本。中高年の中でもホワイトカラー向け。

うーん。この本の世界のことが現実だとすれば、「甘い!」。若者の失業者がウン百万いるのに、中高年ホワイトカラーの失業者は5万人程度と言われるのはマコトじゃー。

新卒者や若者の転職者の就職マニュアルを見慣れているせいなのだろうか、どれも「当たり前だろが」と思ってしまう。若者の就職マニュアルが微に入り細を穿ちすぎる内容であることは認めるが、そっちを参考にした方がいいかもねーなんて思ってしまったり(プライドの高いオジサマ方は、そんな本買えないかもしれないけど)。
改めて就職(転職)活動って、自分を見直し、ちょっと違った視点で見る必要があるんだなぁと思う。

ちなみに。 私の父は、長年勤めた会社(大手製造業)で定年迎えたあと、2年ほど同じ職場(工場)でパートタイマーとして働き、契約が切れた後、新たにハローワークで探してきた工場で働いています。前の会社からすると下請け(孫受けくらいだそうだ)にあたるらしいので、給料(というか時給)は下がったけど、仕事的にはそれほど無理がない(内容的にも肉体的にも)そうです。普段、あまりしゃべらず、人付き合いも決していいとは思えないあの父がどういう面接で、採用されたか不思議。その辺を聞きたいが、あまりしゃべってくれないのだ(笑)。

また、母も3年ほど前、約15年勤めた前職を失い(準大手スーパーの経理。業績悪化により店舗撤退。つまり会社都合により退職)、約1年専業主婦状態にあったが、その後パートに出ている。持病もあるし、お金的にも子どもたちが独立してて問題ないので、フルタイムは考えず、無理のない範囲で。そのパートの面接では、年齢制限は軽くオーバーしていたそうだが、なんとか突破したそうだ。 うちの両親ってば、すごーい(ってそういう話じゃないか)。