今年の漢字

大方の予想通り、今年の漢字は「絆」できまったようだ。
「震」や「災」、「震」など暗いイメージをもたれる文字よりは、明るく前向きな漢字のほうが好まれるのだろう。すでにこれらの漢字は別の年に付けられているという事情もあるだろうが、今思えば「今年は大変だったね」と言ってこれらの文字を選んでいられたころのほうが、まだ世の中明るかったのかもしれない。本当に大変なときにこそ、せめて明るいことを考えたい、というか。
ケイくん@小2も今年の漢字に応募した*1。はじめはやはり、震災がらみの漢字を言っていたが、こんなときだからこそ希望のある方向で考えようと言ったところ*2、ケイくんが選んだのが「救」。「救」急隊員もいっぱい活躍したし「救」援物資も送ったし、みんなが「救」うのに頑張ったからというのがその理由。
結局、「救」は10位までにも入ってなく(2位「災」3位「震」4位「波」5位「助」6位「復」7位「協」8位「支」9位「命」10位「力」)、本人も残念そうだったが、自分で理由までちゃんと考えたのはエラかったと思う。
気が早いが「来年は、なんだろうね」と振ったら、「増」だそうだ。理由は「うるう年」。そんなの4年ごとに来ちゃうよといったら、「税金も増えるんでしょ」だって。うーん。


写真は、年末家族旅行で京都に行ったときに、清水寺で取った「絆」。

*1:学校経由の団体応募。

*2:上記の理由で今年は明るい方向に行くだろうなと思っていたし、このときから「絆」になるだろうなという予感もあった。