おないどし

せみがうるさいほど鳴きまくる今日この頃、ケイくん@5歳が図書館で「ぼく、あぶらぜみ」という本を借りてきた。かがくのとも傑作集の1つで、あぶらぜみの一生を絵本仕立てにしたものだ。
そこにも書いてあったのだが、せみは5年間土の中で生活したのち、地上に出て成虫となり、たった2週間ほど死んでいく。さらに、鳴くのはオスのみ(もちろん、メスの気を引くため)。そう、今懸命にないているセミたちは、実は5年前に男の子として生を受けたケイくんと"同い年"の仲間なんだ。
ふだん気にも留めない蝉の声、それを思って聞くとちょっと切なくなってきた。

ぼく、あぶらぜみ (かがくのとも絵本)

ぼく、あぶらぜみ (かがくのとも絵本)