資源ごみの持ち去り

こんなニュースがあった。

 東京都世田谷区のごみ集積場から古新聞を勝手に持ち去ったとして、同区清掃・リサイクル条例違反の罪に問われた古紙収集業者の男性2人について、東京簡裁の松本弘裁判官は26日、無罪を言い渡した。検察側は罰金20万円を求刑していた。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/recycle/?1174890321

世田谷区では、

週1回の資源の日に、区民のみなさんが、資源・ごみ集積所に出した新聞やアルミ缶などの資源を、区が回収する前にトラックなどで持ち去る行為が横行しています。
こうした持ち去り行為に対して、区民のみなさんからの苦情や取り締まりの要望が、区に多く寄せられています。
区は、平成15年12月に資源の持ち去り行為を禁止する条例の改正を行い、約3ヶ月の周知期間を経た平成16年3月10日より、罰則規定が施行されました。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00005102.html

という規定があるらしい。

我が家の周りでも、資源ごみの収集日には、正規の区のリサイクル業者とヤミ業者(?)のバトルになっている。どっちが回収したかは一目瞭然で、ヤミ業者のほうは、新聞紙1束に対し、1ロールのトイレットペーパーを置いていってくれる(これが口止め料か?)。

正直、住民としては持っていってくれればどっちでもいいのだが、困ったこと1つ。以前、チビが新聞紙の束を見て、「この新聞紙は(持っていって)どうするの?」と聞いてきたことがあったのだが、「トイレットペーパーになるんだよ」と教えたところ、本当に新聞紙を出した直後にトイレットペーパーが置かれ、チビの頭の中では「新聞紙は、置いておけば即トイレットペーパーになる」という図式ができあがってしまったこと。

正規の業者が持っていったときには、何も置いてないので、「あれ?今日はトイレットペーパーにならないの?」と疑問に思っていた模様。一応「工業に持っていってね・・・」とリサイクル教育をしておいたが、以前に瞬間的にトイレットペーパーになった経験を持つので、果たして納得したかどうか・・・。ヤミ業者は罪作りだぁ。

追記:次の日(27日)東京簡裁で「「条例に納得できないとの理由で犯行に及び悪質」と述べ、いずれも罰金15万円(求刑罰金20万円)の有罪判決」がくだっだそうだ。