自論は正しかった・・

いつものように保育園に向かうべく電車に乗っていると・・・。「この電車は、さきほど○○で起きた人身事故の関係で、しばらく停車します」とのアナウンス。

経験則としては電車が止まったときでも、慌てず電車が動き出すのをじっと待つほうがいい。下手に別の手段で移動しようとしても、途中で動き出して結果的にまわり道しないほうが早いことが多い。

しかし、今日の場合、次々に飛び込んでくるアナウンスを聞いていると、結構深刻な事故のようで、すぐには復旧しなさそうな雰囲気。

とりあえず、電車が止まっていて遅れそうだと園に電話すると、他の方からたくさん連絡が入っていたらしく、すんなり聞いてもらえた。時間の融通が利かない保育園だが、非常事態なので、こういうときはさすがに遅れても仕方がないと納得してもらえるらしい。

園に電話しおわっても、まったく動かなさそう。いらいら。普段ならそろそろ園についている時間だ。いくら時間が過ぎてもみてくれるとはいえ、早く着かなきゃ。時間だけが過ぎる・・。

いてもたってもいられず、同じ電車に乗り合わせていた同じ保育園のお母さん2人に突然声をかけた。「一緒にタクシー乗っていきませんか」。クラスも違うし、今まで挨拶程度で話したことない人たちだが、同じように焦れていたらしく、すぐに同意を得た。

3人で電車を飛び降りて、大きな通りに出た。しかし、電車が止まってすでに10分近くたち、同じことを考える人たちで道はいっぱい。流れてくるタクシーを捕まえようにもその前から乗ってくる人がいるため、フリーの車は一台もない。では、いっそ反対車線で捕まえてUターンをと狙ってみたが、それもダメ。電車が止まっているのは、こっち方向だけではないんだ。

結局、タクシーを捕まえるべく20分くらい格闘したころだろうか、1人の携帯に電車が動き出したという連絡が家族から入った。うぅ。やっぱり、おとなしく駅で電車が動くのを待てばよかった・・・。

なんとか電車に乗り込み、普段より30分以上遅く園についた。ぐったり。

普段話さないお母さんとお話できたのはよかったが、こういうハプニングはもう結構だ。で、もし今度電車が止まってしまった場合には、こんどこそ初志貫徹でじっと待とう。