『這い上がれない未来』藤井厳喜

這い上がれない未来  Never-Climbing Society (光文社ペーパーバックス)

這い上がれない未来 Never-Climbing Society (光文社ペーパーバックス)

前著は読んでいないのだが、『新円切替』『「国家破産」以後の世界』に続く三部作の完結編ということだった。
本書は、毎日膨大にふくらみ続ける借金によって日本が破綻の危機にあることと、全世界の潮流であるグローバル化のさらなる進展で、国民のほとんどが下流へ没落するだろうというものである。さらに、一度下流へ転落するとなかなか上には上がれない固定された階級社会へと移行しつつあるというだ。
論調にアメリカよりの人だなぁと思うところ、悲観的過ぎなのでは、煽りすぎ?と思う点もあるが、そういう視点ももって日々精進しましょうと思う点も。
で、転落しないための方法や這い上がるための具体的方策はなによりも「グローバル化に耐えうる人材であること」。やばっ、英語もロクにできないし、完全国内向けの仕事しているや。そんな私は転落組?