『会社がイヤになった』 菊入みゆき 光文社新書

会社がイヤになった やる気を取り戻す7つの物語 (光文社新書)

会社がイヤになった やる気を取り戻す7つの物語 (光文社新書)


いや、別に「いやになった」わけではないんですがね。
なってなくもないけど(なぜ言い訳?)。


本書は、モデルケースを小説仕立てにして、「モチベーション」の変化を年代別・性別に見たもの。ミニストーリーがあって、その解説がつくといった体裁(どことなく、翻訳書っぽさが・・・)。

内容は、ふんふんなるほど、と思いながら読めた。
「モチベーション」「やる気」は、立場、性格、環境…それぞれ違えば変わってくるわな。自分に照らし合わせながら読めた。


主旨とはずれるけど、面白いなと思った言い回しは、子どもを産み育てるのを「宿題」といっているあたり(p162)。既婚で子どもを産んでいない40代女性が「宿題をやり残している感じ」と言っている。
私はさしずめ「宿題をしゃかりきになってやっているところ」なのだろうか。


それから、筆者は女性だが、どうも女性の描き方がどうも男性くさい(なんか違和感のある女性像)。小説書いているわけでないから、そんなことを言っても仕方がないかもしれないが、気になってね。