小学生の算数本

ちなみに上記の算数好きな子には、『数の悪魔』のほかに『算数おもしろ大事典IQ』や『親子で楽しむ!
わくわく数の世界の大冒険』も勧められたそうが。
偶然、これらは我が家にもそろっているゾ。

良書の力、ですね。

算数おもしろ大事典IQ 増補改訂版

算数おもしろ大事典IQ 増補改訂版

親子で楽しむ わくわく数の世界の大冒険

親子で楽しむ わくわく数の世界の大冒険

『数の悪魔』

ケイくん@10歳が学級文集を持って帰ってきた。何気なく読んでいると、ケイくんの仲良しの友達が「今、『数の悪ま』という本にはまってて・・」と書いていた。

ん?あぁ、あの有名な本か。確か我が家にもあるぞ、とすぐに気づき、本棚をコソコソ、ゴソゴソ。「じゃーん、その本ならココにあるよ」と渡すと、すぐに食いつき「なるほど!面白い」とケイくん、一気読み(ちなみに帯には「10歳からみんな」とあるが、まさに10歳のケイくんにはぴったりなのだ)。

素数無理数」、「フィボナッチ数」などと難しそうな言葉が並んでるし、実際ちゃんと理解できているかどうかは怪しいが、この「お、面白いじゃん」「なるほどー」という感覚が読み継がれている要因なんだろうな。

奥付をみると発行は2000年(我が家にあるのは「普及版」)。実に15年近くの眠り(?)から覚めた瞬間だった。当時は、子供もおらず、単純な興味で買った本だろうが、このようによみがえるとは。

時を経て世代を超えてよみがえる本の不思議と、それをいとも簡単に成し得てくれる紙の本の良さを再認識した出来事だった。

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』高橋秀実

開成高校(言わずと知れた東大合格者ナンバーワンの超進学校)の野球部を描いたノンフィクション。ただし「勝てます」というか「勝つこともあります」って感じで、決して「優勝します」とまではいかない、微妙なところ(でも、2005年夏の甲子園、東東京予選でベスト16まで進出は立派!)。

「弱い」「下手」ということをまず認めたうえでそれでも勝つ戦法を取っているところ、練習日はとても少なく、教えるときはまず理屈からというところ、そして引退後は東大を目指すとか、いわゆる高校球児とは違う側面を多くのインタビュー記事で書いている(蛇足ながら。開成高校の内部生と外部生の割合は分からないけど、意外と本書で出てきて活躍しているのは、外部生(帰国生も含む)が多い印象。中学受験をガリガリやってきた子供(内部生)よりは、外部生の方がのびのびやって開成高校にたどり着いた感じ)。

こういう視点のノンフィクションは見たことがなかったので、若干不完全燃焼気味だが(淡々としているから)、面白かった。

で、この本、この春、ドラマ化されるようですね。開成を舞台にしたドラマ?どないするねんと思っていたら、超進学校の弱輩野球部というベースだけ敷いた、別ストーリーになってる模様。原作はそんなドラマチックじゃないし、そりゃそうだわな。野球を舞台にすれば、山あり谷ありのストーリーは作れそうだし、最後甲子園にでも行ってくれればドラマとしては完成なんじゃないの〜。

 スクラッチ

子供の科学』の今月号の特集は「ゲーム」。その中に、「スクラッチ(scratch)」の記事が載っていた。

クラッチというのは、子ども向け(学習用)に作られたプログラミング言語で、MITのメディアラボが開発している。オブジェクト指向まんまの考え方というか、モジュール(ブロックみたいなもの)を積んで組み合わせていけば、自然とプログラムが出来上がるようにできている。

以前少し触ったことがあったけど、そのときはふーん程度だったケイくん。この記事を見て、再度挑戦したいというので、急きょインストールしてあげた(夫が)。

はじめは少しだけ記事も読んでいたが、直感的に分かりやすいようで、すぐに使い方には慣れ、夢中で作り始めた。横で少し見ていたが、視覚的に分かりやすくできていて、さすが子供用に作られたものといった感じ。

結果、途中お父さんに手伝ってもらったりもしながら、この土日で自分なりのゲームを作り上げていた(私は出かけていたので、完成は見てないけど)。夫曰く「センスはわるくない」ものができたそうで、日ごろゲームをやっている成果か?と思いつつ、こんな手軽にプログラミングの基礎が学べる時代ってすごいと思った次第。

 おすすめの筆箱

新1年生保護者会も終わり、必要な学用品がわかったところで、今はチビチビと買い出しているところ。

基本的には、長く使うものなので、「シンプルかつ物がいい」ということを基準にセレクトしており、必然的に定番ものであれば安心と言えるわけだが、1つこれだけはオススメ!というものがある。それはずばり、

クラリーノ スーパー軽量筆入

ケイくんのときに買ったのだが、4年経った今も現役で使っているふでばこだ。軽くて丈夫、中に入れる鉛筆も折れにくく、また余分なものが入らない、色もたくさんあるので選べるといいことづくめ。

ワイくんにも迷わず購入(色は二人の好みが違うのか、異なるけど)。

筆箱で迷っている人には、超オススメ。あ、他の文房具に関しては、特にコレといった強い思いはないです。。。

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 入学祝「きっずジャポニカ」

私の母がワイくんの小学校入学祝にとくれた「きっずジャポニカ」(といっても、リクエストしたのは私だけどw)。

収録語もたっぷりでアカデミックなにおいもするし、フルカラーで見てて楽しいし、おまけに普段使いの値段でもないところにあいまって、たぶん今の時期が一番売れるんじゃないかな(入学祝い需要で)。

ちなみに、これは「改訂版」になるのだが、発行日が昨年(2013年11月)なので、記述が新しいのがうれしい!

ワイくんには正直難しいので興味があるところ(主に写真など)をぱらぱら見ている程度。たとえば歴史好きなので「徳川家康」を引いてみたり、昨日は「壇ノ浦の戦い」を見ていた。

こういった辞書というか図鑑というか百科事典というか、そういうものになじんでもらいたいので、ふとした会話の中で「〜ってなんだっけ?」っていうのが出てきたらすかさず「キッズジャポニカ見てみよう」と引いて見せているというのが今の使い方(さすがに一人で項目探すのはかなり困難)。だけど、いずれ自分で面白がって引いて、読んでくれることを期待。ワイくんの成長を見まもろう。

星新一のショートショート

続いてケイくん@10歳。こちらがどはまりしているのは星新一
理論社から出ている、和田誠さんイラストのシリーズを好んで読んでいる。

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

図書館や学校の図書室の「ショートショートセレクション」は読破してしまったようで、つぎは「ちょっと長めのショートショート」シリーズに手を出している。若干矛盾するシリーズタイトルだけど、星新一といえばショートショートだもんね、仕方がないか(^^;

このシリーズも読破する日は近い、と思っている。ちなみに、ときどき一緒になって読んでいるけど、大人が読んでももちろん面白い。